2022年3月に発売されたキム・ハナ著『話すことを話す きちんと声を上げるために』。
今回、翻訳家・清水知佐子さんのサイン本を販売します。
清水さんコメント
「人一倍人見知りだった著者が「話すこと」について考え、学び、試行錯誤する中で得たコミュニケーション哲学の宝箱です。そっと開けば人生が変わっていくのを感じられるかもしれません」
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版元HPより
『女ふたり、暮らしています。』の著者が贈る、
「話し方」についての珠玉のエッセイ——
人と話す、人前で話す、不特定多数を相手に話す。オンラインを含め発信方法が増え、人と人のつながりも多彩になった現代では、「話す」ことには練習が必要だ。
・思ったことが正確に伝わるように「話す」
・相手が気軽に話せるように「話す」
・人の心に響くように「話す」
・人を傷つけないように「話す」
・謙遜しすぎないように「話す」
これらは、生まれ持ったよほどのセンスでもない限り、経験と気づきと学習と訓練がなければ上達しない「技術」である。本書では、韓国の人気ポッドキャスト司会者であり、敏腕コピーライターである著者が、日常の会話や講演、配信、インタビューなどあらゆる場面で人と話して見つけた、小手先のテクニックや話術とはひと味違う、「話し方の技術」について語る。
目次
〈序文〉ついでだから言いますが
内気な子ども
あなたは話す人になる
役柄と本当の自分
間(ポーズ)の技術
話し方の先生たち
植木鉢から森へ
言葉から力を抜く
つらいときは力を抜けばうまくいく――「世界を変える時間、十五分」講演録より
講演で緊張しない方法
「チェキラウト」を始める
私の声ってこんなだっけ?
良質な対話のために考えること
音楽としての話し方/聞いて、その瞬間にいるということ/
会話のエネルギーバンパイアたち/集中力の限界を知る
/私の話し方の道具――マインドマップ
いいものをいいと言うこと
建国以来最大の女性作家の集まり
女性たちへ――私たちには謙遜する権利はない
「チョ」とは何か
最高の酒の肴は会話
沈黙について
そんなことまでいちいち言わなければダメなのです
説得は魅惑に勝てない
私の好きな声
誰も傷つけない言葉
対話の悦よろこび
声を上げよう
プロフィール
著者:キム・ハナ
読んで、書いて、聞いて、話す人。
長い間コピーライターとして活動。著書に『力を抜く技術』『私が本当に好きな冗談』『あなたと私のアイデア』(いずれも未邦訳)、『女ふたり、暮らしています。』(共著、CCCメディアハウス)などがある。2017年から2021年まで、YES24のポッドキャスト「チェキラウト――キム・ハナの側面突破」の進行役を務めた。いつのころからか、講演、公開放送、司会、対談など、書く仕事よりも話す仕事の方がだんだん増えていて、2022年2月現在、新しいポッドキャスト番組を準備している。
訳者:清水知佐子(しみず・ちさこ)
和歌山生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒業。読売新聞記者などを経て翻訳に携わる。訳書にキム・ハナ/ファン・ソヌ『女ふたり、暮らしています。』(CCCメディアハウス)のほか、朴景利『完全版 土地』、イ・ギホ『原州通信』、絵と文イ・ミギョン『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』(いずれもクオン)、タブロ『BLONOTE』(世界文化社)などがある。